【18】振り子特急「くろしお」
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伯備線特急「やくも」を最後に381系振り子式特急電車が定期運用から退きました。
最後はさまざまな復刻塗装のいでたちで好事家からの熱い視線を浴びての引退でしたが、やはり注目の的は久々に営業線上に戻ってきた国鉄特急色だったように思います。
私も引退を控えた週末に国鉄色を堅持した「やくも24号」に出雲市から終点岡山まで乗り通しましたが車内は満員御礼、沿線も天候が思わしくないのにも関わらず撮影者が途切れずその人気ぶりを改めて目の当たりにしました。
今回紹介するのは同じ381系でも大阪から南の紀伊半島へ向かう特急「くろしお」です。
当時リニューアルが徐々に進められており、臨時を除けばだんだんと国鉄色の編成は少なくなっていきました。
この時で1998年頃だと記憶していますが、ここからリニューアルを受け「くろしお」としての381系の活躍は2015年まで続き、さらに一部は出雲へ転じて去る2024年6月まで「やくも」で走り続けたのでした。
もちろん安全運行の陰に日々のJR職員の方のメンテナンスがあってのことですが、これだけの長期間活躍できたのも国鉄型の生まれ持った頑丈さゆえのことではないかと。
今夏は一部の臨時列車に381系も充当されるようで、彼らの最後の走りを体感してみたいとも思っております。
コダックのカラーネガフイルムを使用したため現像当時黄色味が強いプリントだったように感じました。
フジカラーが若干コントラスト強めの発色、コニカカラーは抑揚を抑えた発色、アグファカラーがヨーロピアンな鮮やかさを特徴としていましたが、コダックはニコンやミノルタのカメラカタログにも使用されていたと聞き、当時世界標準だったのでしょうか。
後年になってコニカとミノルタが手を組むとは予想も付かなかったこの頃、初心者機のα-303siでできるだけ安いフィルムを買いだめして日々撮影に勤しんでいました。
大阪環状線の大正駅はホーム端から「くろしお」の他多様な列車が撮影出来るのでことあるごとに赴いたものでした。時は過ぎて今や快速停車駅に格上げされた今はどうなっているのでしょうか。
保存状態の良くないカラーネガからのスキャンゆえ、コントラストの低い画像をお許しください。
DATA:ASA400,70~210mm,1/500,F=AUTO
Albums: 鉄道のアルバム<想い出編>
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