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フタオビキヨトウ#08

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Photos: フタオビキヨトウ#08

Photos: リュウキュウキノカワガ#02 Photos: バイバラシロシャチホコ#14

Mythimna (Mythimna) turca (Linnaeus, 1761)
ヤガ科 ヨトウガ亜科 キヨトウ族

茨城県水戸市産(全て同一個体)
A : 3齢幼虫 2024.6.16 体長約17mm
B : 4齢幼虫 2024.6.19 体長約21.5mm
C : 5齢幼虫 2024.6.29 体長約30mm
D : 6齢幼虫 2024.7.10 体長約40mm
E : 成虫♀ 2024.8.19 前翅長約20.4mm

飼育羽化した成虫の前翅腎状紋の特徴などから
ミヤマフタオビキヨトウと判断していたが、
蛾類通信 No. 133 : 123-124 Mythimna属4種の幼虫と食草 小木(1985)
において両種の幼虫の特徴の記述を見つけ、
及び同誌 No.188 : 205-209 ヌマガヤ(イネ科)を喰うヤガ科3種の幼虫
中村, 工藤, 内藤(1996)における解説とカラー画像も参照し、
フタオビキヨトウに訂正した。
両種の成虫の外見での判断は難しいことを改めて感じた。

6.16、メヒシバの茎にいた「眠」状態の不明ヤガ幼虫(後に3齢と判明)を確保、
6.18、4齢に脱皮、各種イネ科(オヒシバやエノコログサなど各種)を
夜間旺盛に食べて生育。6.24、5齢に脱皮、7.7、6齢に脱皮。
7.23、根際に潜り込む形で土や葉の破片などを糸で綴った蛹室を作り蛹化、
8.19未明に羽化。

画像の成虫は羽化、翅展張が終わったばかりで、
鱗毛、鱗粉がまだ湿っている状態。下唇鬚は下に向いている。

分布:北海道、本州、四国、九州、対馬、
   ユーラシア広域
成虫出現月:5〜6、9
寄主植物:ヌマガヤ、オギ、ヨシ

成虫♂
https://photozou.jp/photo/show/1433095/271652629
https://photozou.jp/photo/show/1433095/271652630

ミヤマフタオビキヨトウ(と判断した成虫)
https://photozou.jp/photo/show/1433095/271652636

G0816-8

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