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マエジロアカフキヨトウ#03

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Photos: マエジロアカフキヨトウ#03

Photos: ゴマダラチョウ Photos: モンキアゲハ#04

Mythimna (Pseudaletia) pallidicosta pallidicosta (Hampson, 1894)
ヤガ科 ヨトウガ亜科 キヨトウ族

東京都東大和市 2024.10.21
A : 産卵中の♀
B-1とB-2 : 卵塊 卵の直径約0.7mm
C : ♀(Aと同一個体)前翅長約18.5mm

南方種。
夜間、雑木林内のスゲの一種の葉裏から、
葉を縦に折り曲げるように脚で左右から押さえつけ、
尾端をその谷間に差し込んで産卵していた♀を発見。
卵は谷間の底付近に産み付けられ、
葉が開かないように糊状の物質で貼り合わせている。
B-2は葉を開いて見たところ。

隣接するメヒシバの群落には、本種の可能性もある、
5齢(亜終齢)と見られる初見のヤガ科幼虫が数頭おり、
確保して観察中。

追記:別種(カバフクロテンキヨトウ6齢)と判明。

国内では本種の幼生期の記録が見つからなかったが、
6齢幼虫の画像は海外のサイトにある。

従来日本では屋久島のみで確認されていたが、
その後奄美大島、熊本で発見され、2005年には愛媛県、
2016年には兵庫県と鳥取県で、2018年10月には東京都高尾山での
ネット上の記録があり、急速に分布域を広げているようだ。
個人的には灯火に飛来した個体を2020年8月に山梨県、12月に埼玉県、
2021年9月に東京都奥多摩町、
狭山丘陵では2023年11月に確認していた。

分布:本州、四国、九州、奄美大島、屋久島、
   台湾、中国、インド、スリランカ、ネパール、ベトナム、
   タイ、ラオス、マレーシア、スマトラ、ボルネオ、フローレス、
   チモール、フィリピン
成虫出現月:7〜11
寄主植物:不明(イネ科、カヤツリグサ科?)

♂(山梨県)
https://photozou.jp/photo/show/1433095/271729374
♀(新鮮な個体・東京都奥多摩町)
https://photozou.jp/photo/show/1433095/268708932

G2664-3

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