シンジュキノカワガ#3
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Eligma narcissus narcissus (Cramer, 1775)
コブガ科 亜科所属不明
神奈川県川崎市産
A : 4齢幼虫 2024.8.21 体長約25mm
B : 5齢(終齢)幼虫 2024.8.23 体長約36mm
南方種。成虫は大型で派手な色彩。
各地で記録があるが散発的で、本州以北では連年の確認例が少なく、
偶産の域を出ないとされ、寒冷地では越冬出来ないという。
この幼虫を提供してくださった方によれば、
昨年秋に幼虫を確認したシンジュの全く同じ木に今年もいたといい、
少なくとも昨年から越冬出来た個体群の子孫である可能性が高い。
本土域では秋〜晩秋に成虫の確認例が多いことから卵越冬と考えられるが、
都市部などで気温が0℃を下回らず卵が凍らないなどの条件を満たせば
越冬出来るとも考えられ、温暖化の影響も否定出来ない。
兵庫県では2021年〜2023年に3年連続で発生が確認されている。
(高橋弘樹 兵庫県たつの市で採集したシンジュキノカワガの卵からの飼育記録
きべりはむし, 47 (1):25-27)
幼虫は白い長毛がまばらに生え、黄色地に黒紋が2齢から現れ、
齢を重ねる毎に黒紋が発達する。黄色と黒の模様は典型的な警告色であり、
有毒毛虫への擬態であろうか。
分布:北海道、本州、九州、対馬、
朝鮮半島、台湾、中国(基亜種)
インド、ジャワ、ミンダナオ、スラウェシ(別亜種)
成虫出現月:7〜11
寄主植物:シンジュ(ニワウルシ)などニガキ科
成虫
https://photozou.jp/photo/show/1433095/263651999#google_vignette
撮影協力:まーく様 多謝!!!
G2581-3
Albums: 写真アップ順一時置き場
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